この1年は今までで一番短く感じた一年だった。
14が引退した時、自分が最上級生になるという事がどうしようもなく怖かった。
同期はすでに全学のフィールドで北大男子ラクロス部を代表して戦っているにも関わらず、
自分は今までラクロスに真摯に向き合ってきたのか
後輩しかいない中で「最上級生」としての役割を全うできるのか
この2つに自信を持って頷く事ができなかったからだ。
代替わりして「改核」をスローガンにしようと決めた時、自分も同期のように変わらなくてはと思った。
「強いチームはBチームが強い」
その言葉通りにしようと思ってこの1年間やってきた。
自分にできることと言えば声を出すことくらいなので思ったことはなんでも言ったしたくさん教えてもらった。
そんな当たり前なことみんなやってると言われるかもしれないが、自分でもそう思った。
こんな当たり前な事が出来るまでに時間かかりすぎだと情けなくなったけれど、
それでも今年のラクロスは今まで一番楽しかった。
個人的に最後の七大戦でBチームとしていい結果を残したいと思っていたが、台風や地震と運悪く三日間の予定が初日だけで終わってしまった。
目標があっさり消えてこのまま引退するという事が受け入れられなかった。
そんな中コーチにしてもらい、さらには全学の裏遠征のメンバーにも入れてもらえた。
チャンスだと思った。
何よりもまたこのメンバーでラクロスが出来ることが嬉しかった。
自分達で依頼しておきながらおんぶに抱っこだったBコーチには本当に感謝している。
あと数週間
「最上級生」としての務めを果たせるように頑張ろうと思う。
後輩たちへ
情けない4年生で申し訳ないがもう少しだけ付き合ってくれ。
最後に
自分は15が大好きだ。
この代で本当に良かった。
君達が同期じゃなかったら4年間続けられたかどうか分からない
それくらい最高の同期だ。
そんな最高の同期が例年のように東北に負けて泣く姿なんか見たくない。
それじゃあ15の「改核」は達成されていない
あくまで次は通過点のはずだ。
目標はそこじゃないだろう。
圧倒しよう。
そして翌日の試合で活躍するナギーブの応援に来い。
その分全力で応援する。
全力でヤジを飛ばす。
仙台のスタジアムを北大のホームにしてやる。
だからいつも通り暴れてきてくれ。
最後には笑顔で幕引きをしようじゃないか。
勝とう。
#34