MGリーダー 松本涼「全日に懸ける思い」
この4年間でいろんな人から聞かれたことがあります。
「なんでマネージャーやってるの?」
「マネージャーやってて楽しいの?」
きっと他のマネージャーたちも同じことを言われたことがあるんじゃないかなと思います。
マネージャーは試合で自ら点を取ることも、ボールをつなげることも、相手のボールを落とすことも、ゴールを守ることもできません。
知らない人からしたら、水を配ったり時間管理をしたりビデオを撮ったりだとかは、地味で退屈なものに見えるかもしれません。
ですがそういった日々の練習での、試合でのわたしたちの働きひとつひとつが、試合での彼らのプレーにつながっていると思っています。
だからこそ、マネージャーもプレーヤーと同じチームの一員として一緒に目標に向かって進んでいると言えるし、わたしはマネージャーというポジションに誇りを持っています。
今年1年は特にベンチワークを重視してきました。プレーヤーから
「ベンチの声が全然聞こえない。」
「タイムカードは相手チームのを見てる。」
と言われてしまったからです。それがすごく悔しくて、情けなくて、反省しました。
わたしはプレーヤーではないですから、試合中わたしたちの声がどのように届いているかは全く分かりません。ですが、分からないなら分からないなりにもっとプレーヤーに、今日のベンチはどうだったか、どうしたらもっと良くなるか訊けばよかったのに、それを怠ってきてしまいました。言われるまで気づくことができなかったのは本当に恥ずかしい限りです。
結局わたしがそれまでの3年間で積み上げてきたものはただの自己満足であり、作業のようになってしまっていたと気づかされました。
マネージャーの役割は、プレーヤーが全力でプレーに臨めるように支えることが前提であるはずです。仕事を円滑にこなすことは大事ですが、その中でプレーヤーのことをちゃんと考える ことができず、大前提を忘れてしまっていたのですから、マネージャー失格です。
ですが気づかされたおかげで、今年1年は他大のマネージャーさんたちを参考にさせてもらいながら、どうすればベンチを盛り上げられるか、どうすればたくさんの情報をフィールドにいるプレーヤーにちゃんと伝えることができるか、なにより、どうすれはプレーヤーの支えになれるかをみんなで考えていくことができました。正直今がベストだとは思っていないですし、まだまだこの代のマネージャーとして成長し続けたいです、終わりたくない!
全日の試合ではベンチワークを武器にプレーヤーと一緒に戦ってきます。1回でも多く勝ち進めるよう、応援よろしくお願いします!!
MGリーダー 松本涼