2年深栖啓 -後輩の想い-
「なんで自分なんかが…」
まだAチームに上がったばかりの時に主将から秋季リーグの注目選手に選ばれたときにそう思ってしまった。実際自分より上手くて、注目されるべき選手は多くいたし、何よりも自分がその注目選手に見合うだけの活躍がはたしてできるのか自信がなかったからだ。しかし、もう選ばれたからにはもっと上手くなって期待にこたえるしかないと思った。
そう思いながらそれから今までの5ヶ月間、本当にラクロスにうちこんだ。すべてはラクロスが上手くなるため、期待にこたえるため、チームに貢献するため。
しかし、初めのころ本当にうまくいかなかった。試合に出してもらっても1Qか2Q、大事な試合の時は1Qも出してもらえないこともあった。出れてもたいした結果も残せず、ただ試合に出てるだけで、チームに貢献しているとはいいがたかった。
それでも練習にうちこみ、試合ごと、練習ごとにいろいろなことを教わるうちに徐々に試合で点がとれるようになった。しかし、点がとれるようになってもまだまだ未熟なところが多くあり、チームに貢献しているかというとまだたりない。
Finalまで本当に残りわずか。自分ができることは全力でグラボによること、全力でライドすること、とにかく全力でプレーすることだ。Finalの相手はリーグ戦で敗北した北海学園。絶対勝って全日にいき、14世代の目標である『打倒三地区』に貢献したい。
2年 AT#62 深栖啓