Bコーチ 宮脇寛治 As a member of B
勝手ながら最後のブログは私が思う最高のチーム、こんなチームだったらきっと勝てる、きっと楽しいだろうなと思う理想のチーム、組織について書きたいと思います。
これから書くチームに近づけたくて、同じ理想を持つ人を増やすためにずっと育成に力を入れてきました。
教育はー種の洗脳です笑
組織を部員(プレーヤー、MG)、指導者、応援・協力者(保護者、学校関係者、トレーナーさん、社会人クラブ、友人、バイト先…)に分けて単独、それぞれの関係性で考えてることを書く。
まずは、プレーヤー
これがプレーヤーの理想状態だと思っています。
明日が練習だからとかオフだからとか関係なくグラウンドでラクロスがしたくなったり、家でYouTuber見るよりラクロス動画見たくなったり、ラクロスの事を考えて筋肉と対話したり…ラクロスが楽しくてしょうが無い状態。
自主練にあまり行く気が起きないのなら、1度早慶戦見てから、海外の動画見てこれやりたいなーっていう動機を作ってみる。
動画見る気が起きないのなら同期と先輩と動画を見る時間を決めてみる。
楽しく無いなら楽しくなるように工夫すればいい。
つまんねーって言ってる自分は理想の自分か?
自分は自分で変えよう。
次は、指導者
《プレーヤーの理想状態を保つ、作り出す存在》
これが理想的な指導者なんじゃないかと思う。
プレーヤーの理想状態を損なう指導者は何か足りないと思っている。
分かりやすい例で言えば、感情的に怒ることしか出来ず、どうすれば上手くなるかを論理的に説明出来ない人。
難しい部分で言えば、選手が自分に足りないことや、どうすれば上手くなるかを考えるように導く技術がないなど。
自分自身も目標に対する危機感から感情的になってしまうこともあったり、
技術を一方的に教えるteachと
相手に問いかけ考えさせ新しい発見へと導くcoach
の使い分けや使うタイミングを間違ったなと思う事がよくある。
「ショット外すなやー!」より 「どうしたらショットの成功確率上がると思う?」と問いかけ、認知(before lookのタイミング、どんな情報を仕入れたか)、判断(その判断が適切なのか?)、実行(判断を実現させる技術はあるか、足りない技術は何なのか)のどの段階に問題があるのか冷静に選手自身に分析させ考えさせた上で論理的なアドバイスが出来ればきっと選手はラクロス馬鹿に近づくと思う。
こんな指導者(上級生、コーチ)が北大、北海道地区に増えてくれると嬉しい。
次に、プレーヤーと指導者の関係性
《互いに成長できる関係》
コーチをしてみて教える事で、自分自身に足りない精神面、技術面などが分かり教える事で自分自身も成長できたと思うし、成長してラクロスを楽しんでる姿、活躍する姿を見るのがこんなに嬉しい事だとも知らなかった。
ただこの関係性は誰とでも作れるものではなくて、選手がコーチに挨拶したり感謝できたり、コーチが選手にまた遅刻かよとか思われてないとか色々な前提があることで成り立つ関係だと思う。
ただ、この前提が成り立っていないからと文句ばっかり言ってても関係性は良くならない。
PL、MGが挨拶してくれないからと文句言ってても始まらない。
他人を変えるには自分を変えるしかない。
自分からMGに挨拶してみる、PLに寝坊、遅刻して欲しく無かったら自分が寝坊遅刻しないなど。
こっちの関係性の方が心地よいなと思ってもらえればいつか前提が成り立つようになるんじゃないかと思っている。
ただ、難しい…
次に、MG
《よく分からない笑》
現役の時からMGに
「MGって何が楽しいの?」
と言って怒られるのだが、今年社会人クラブで一試合だけだけどMGをしてみて思ったこともある。
自分が試合に出ずしてチームの勝利に貢献する楽しさ。
あれはファウルだよなーって声をかけてPLを落ちつけてみる、目だたないクリースのオフボールや枠外時のMFの切り替え、DFのプロテクション、Gのチェイスを褒めてみる。
ラクロスを知ることでもっと楽しく、チームを強く出来るんじゃ無いだろうか?
次に、プレーヤーとMG
《互いに成長できる関係》
MGにラクロスの楽しさを話したり、水を受けとるときにありがとうと言ったり、落ちてるボールをケアしたり、ボトルを投げ飛ばしたりしないことで、試合中のベンチの雰囲気や日頃の関係性をよく出来るかもしれない。
感謝の気持ちを伝えて損することは無いから、毎日ありがとうってMGに言うプレーヤーが増えても良いと思う。
MGもラクロスの事をもっと知ることでプレーヤーの意図も読み取り易くなって円滑なコミュニケーションをとれるようになるかもしれない。
月1でMGの仕事を体験したり、プレーヤーのフィジ、筋トレ体感してみたら?笑
とりあえずこれからグラウンド凍ると思うから、そんな日の水汲みには岸田あたりがきっとMGに最大限の感謝を伝えてくれると思う。
次に、部員と応援・協力者との関係性
《応援したくなる、応援が力となる》
1人では、ラクロス部だけでは何も出来ない。
当たり前の事だけど、当たり前の事過ぎて見過ごされやすい。
今の練習環境があるのは誰のおかげか?
筋トレのメニューがしっかりしてるのは?
大学で部活を出来てるのは?
自分が成長出来てるのは?
OBに挨拶しなかったり、親にありがとうと言えなかったり、トレーナーさんにありがとうございますと言えなかったり、応援をだらだらしてたり、単位を落としたり、遅刻したり、他団体の迷惑になったり、他人の迷惑になったり…こんなことが直接勝ちに繋がってると思えてる人は少ない。
小さな事だけど、当たり前の事を意識出来ていれば、
OBももっと協力的になるかもしれない
親も頑張れって言ってくれるかもしれない
コーチがお前のためならと練習に付き合ってくれるかもしれない
教授も研究頑張ってるし練習してこいって言ってくれるかもしれない
他団体がラクロス部はいい部活だよって言ってくれるかもしれない
街の人が北大ラクロス部を誇りに思ってくれるかもしれない
スタジアムが北大カラーに染まるかもしれない。
応援が力になって最後まで走りきれるかもしれないし、毎日の練習への向き合い方も変わるかもしれない。
ここの観点は1番北大に欠けてる。
最後に、
日本一になるチーム、関西に勝てるチーム、3地区に勝てるチーム、北海道で勝てるチームって何?
君たちの中に答は、理想はあるか?
言えないチームってバラバラなチームなんじゃない?
目標に対する理想が人それぞれでもいいし、考え方が目標達成の為なら違って良いと思う。
それを擦り合わせるのもチーム作り。
たかきが抱いてる理想を部員全員が共有出来てるだろうか?
理想の状態って今より楽しい状態だよね?
もっと理想の状態目指そう。
もっと理想を語り合おう。
ラクロスは楽しい。組織作りも楽しい。育成も楽しい。
理想があるならまだまだ変えられる、まだまだ強くなれる。
失敗を恐れるな、失敗も楽しめ。
あなたの理想のチーム(技術)はどんなチーム(技術)ですか?
どうやって理想を現実にしますか?
これまでのラクロス生活を楽しく過ごさせていただいた関係者、応援者の皆様に感謝申し上げます。