3年 藤村大樹-後輩の想い-
チームスポーツで勝つには、チームとして強くないといけない。
1人めちゃくちゃ強いシューターがいたり、何人かのパスキャが上手くても、チームとして強くなければラクロスでは勝てない。
自分が強くなるには自分で考えて自分で練習すればよくても、チームとして強くなるのは難しいことだと思う。
モチベーションの高い人や低い人が生まれるのはどうしようもないことだし、いくら自分で一生懸命練習できたとしても、考え方が間違っていて努力が遠回りになってしまうこともある。
個人個人が好き勝手に練習してるだけでは、全国で勝てるチームにはならない。
大事なのは、声を出して伝えることだと思う。
練習中、考え方を間違えてプレーしている人がいると思えば、正しい考え方をしている人が声に出して指摘する。これができれば、上手い人に引っ張られる形で、チームとして強くなれる。
でも、これを徹底するのは難しいことだと思う。
チームメイトのこのプレーはよくないなって思っても、疲れて息が上がっているときは指摘するのもしんどいし、「自分も下手くそなのにな」って思ったら指摘するのに気が引ける。
このしんどい仕事を、16の先輩たちは代の初めからすごくよくやってくれていたなぁと感じる。
玄一さんの声は練習中途切れることはなかったし、みつるさんやこうしさんは17から声が出ないのを補って余りあるぐらい声を出してくれていた。
本当に助けられていたと思う。
練習中以外でも、色々な先輩方にプレーに関することで相談に乗ってもらったし、いじったり冗談を言ったり、常にコミュニケーションを取ってくれていた。
その一つ一つのおかげで、自分のプレーを見直せたし、うまくいかずしんどいときにモチベーションを保てたりした。
ラクロスをしていてすごく楽しかった。
チームとして強いことが大事だけど、自分自身が上手くなることでチームは更に強くなる。
今まで声が出ていなかった分これからはしんどいときにもっと声を出して、オンボール能力も磨いて、チームの勝利に貢献したい。
それが16の先輩方への恩返しになるはず。
この代でラクロスができるのもあと少し。
次のファイナル、そして全学一回戦は絶対負けられない。
楽しんでいこう!
絶対勝とう!
Rally!