「全学に懸ける想い」4年AT深栖啓
去年の東北戦。
試合終了の笛がなった瞬間何を思ったか。
「また勝てなかった」
4Qの80分間、全力で走り抜けたし、やるべきことは尽くしたけれど、心のどこかで多少なりとも
「東北より格下だ」
「相手の方が上手い」
などと思ってしまっていた。
自分を含め、そう思っていた人は少なくないだろう。
北海道の全学での勝利をせき止めているのはそういうマインド的な部分ではないだろうか?
去年、たかきさんがブログで
「北大・北海道は道外に怯えている」
と言っていたが、4年生になって改めて思うが本当にその通りである。
なぜもっとはやく気づかなかったのか本当に後悔している。
特に、今シーズンの遠征で強く実感した。同じように感じたのは自分だけではないだろう。
やるべきこと(戦術の共有、グラボ全員で寄るだとか、決定的な場面での決めきり)を全員が徹底してやれば、自分たちの日々やってきたことが通用するし、おのずと結果もついてくるはず。
同じ学生相手なのだから。
どのスポーツでもそうだが、特にラクロスはそういうマインド的な部分が大きく左右する。
だからこそ、ラクロスは面白いし、4年間ラクロスを続けて良かったと心底思える。
東北戦まであと2日。
やるだけのことはやってきた。
すべてはこの日のため。
あとはやってきたことをやるだけ。
東北はもう手の届かない相手ではないことを証明してやろう。
今まで成し遂げたことのない全学での勝利がこれからの北大・北海道のラクロスにつながるはず。
何よりも去年とは違う、戦術がある、自信がある、頼もしい同期、後輩がいる。
試合に出るメンバーはもちろん、応援も含めチーム全員で勝つぞ。
北海道finalと同じように仙台の舞台で勝利の後のグローブを投げている姿を想像でき ているか?
俺はできている
打倒東北